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貴方は正しい時計の操作方法をご存知ですか?
間違った操作をして時計の寿命を縮めているかもしれません。

お気に入りの時計を永く愛用するためにメンテナンスと同じくらい重要となってくるのが正しい操作方法です。

よくある間違った操作からあまり知られていない内部構造に優しい使い方まで、12の例を紹介します。



1.リューズは素早く回転させたほうが良い⇒NG
 
 リューズを一気に回した方がゼンマイが巻き上がりやすいと思うかもしれません。
 しかし、早く巻き上げる方法だと輪列機構を高速回転させてしまって歯車の摩耗を招きます。
 神経質になる必要はありませんが、1秒で1回転ほどの速度で回転させるようにしましょう。



2.日付はいつ切り替えても良い⇒NG

 早送り機構がついているモデルで注意したいのは、午後8時から翌午前4時までの間は早送りをしてカレンダーを変えてはいけないということ。
 この時間帯は、カレンダーの円盤と送り車が噛み合っていて、無理に動かそうとするとそれぞれの歯車を破損する恐れがあります。
 日付を早送りする場合は、この時間帯を避けるようにしましょう。



3.時計は使わないで保管した方が壊れない⇒NG

 機械式時計は長い間使用していないと内部の油が固まってしまいます。
 そうなると、リューズの操作不良、パワーリザーブの短縮、パーツ同士の摩耗など様々なトラブルの原因となります。
 時計は使うこと自体がメンテナンスになるので、2〜3か月に1回は動かすようにしましょう。
 長期間使用しない場合は、ワインディングマシンを使用するようにしましょう。



4.磁気を発生する製品は密着させなければ影響はない⇒〇

 機械式腕時計のビギナーでなければ、多くのユーザーは時計の磁気帯びに気を付けていることでしょう。
 そこで知っておいていただきたいのは、磁気は距離の2乗に反比例して弱くなるということ。
 磁気を発生するスマホやパソコンなどの家電製品から5cm以上の距離を離せばほとんど影響を受けません。
 密着状態にだけはしないようにしましょう。



5.リューズをまくとき2〜3回に1回から回しした方が良い⇒〇

 リューズをまくときにから回しを加えると、ゼンマイ切れを防ぐ効果があります。
 方法は、リューズを2〜3回転させたら、逆方向に1回から回しさせます。
 これは、ゼンマイの僅かなたわみやズレをなおす効果があります。



6.オーバーホール時期を超えて使う⇒NG

 オーバーホールは4年に1回の間隔で行うようにしましょう。
 理由は、この期間を超えると内部の油が古くなっていたり切れている状態になっている可能性があるためです。
 精度が悪化していないと安心してそのまま使い続けると、パーツの損耗などを引き起こす可能性があります。



7.クロノグラフを常に動かし続ける⇒NG

 基本的に、クロノグラフは平時は止めておき、必要な時に作動させることを前提に作られています。
 常に動かし続けると、ムーブメントのクロノグラフ機構に余計な負担がかかり、部品を激しく損耗させてしまいます。
 長持ちさせるためには必要な時だけ作動させるようにしましょう。



8.アンティーク時計は逆方向に巻いてはいけない⇒〇

 古い時計のムーブメントは分針を逆方向に回すと内部機構にダメージを与えます。
 時刻調整するときは時計回りに回すようにしましょう。
 最近のモデルでもクロノグラフなど複雑な機構を搭載している時計は、逆方向に回さないほうが安全です。



9.いつも決まった向きで置く⇒〇

 機械式は姿勢差によって精度が微妙に変化します。
 そのため、決まった方向に置くことで時計の精度の変化に気づきやすく、コンディション把握に役立ちます。
 ただし、特別な理由がない限り、リューズを下側にして置くことはお勧めしません。



10.ゼンマイは毎日決まった時間に巻き上げる⇒〇

 ゼンマイがほどけ切る直前はトルクが弱くなっていて精度が不安定になりやすい状態です。
 その駆動力を安定させるには、常に半分以上巻き上げた状態が理想的と言われています。
 自動巻きは毎日着けていればローターで巻き上げられるので問題ありませんが、手巻き式は1日1回同じ時間帯にゼンマイを巻き上げたほうが精度の狂いを抑えられます。



11.購入時についている裏蓋の保護シールを剥がさない⇒NG

 裏蓋の保護シールは、初めて腕に着ける前に剥がすのが正解です。
 付けたまま使い続けると、汗が保護シールと裏蓋の隙間に入り込み、そのまま水分がたまる可能性があります。
 最悪の場合、そこからサビが発生することもあります。



12.止まった自動巻きを時計を振って動かし始める⇒NG

 早く巻き上げたいと思って、時計を大きく振るのはNGです。
 リューズで巻き上げるのが鉄則です。
 ローターによって巻き上げる力は、リューズで行う場合と比べて格段に弱いものです。
 激しい振動によってローター軸に大きな負荷がかかり、正しく回転しなくなる恐れがあります。
 


いかがでしたか?
慣れると自己流に陥りがちな操作方法をこの機会に確認しておきましょう。
 

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